以前に勤めていた会社は確定拠出型年金を導入していました。確定拠出型年金とは将来の退職金を前倒しで個人が運用できる仕組みです。
企業側のメリットは「運用リスクを負わない、運営負担が小さい、税制の恩典がある」です。社員側のメリットは「運用次第で退職金が増える、資産の持ち運びができる、税制の恩典がある」です。
拠出とは「ある目的のためにお金を出し合う」という意味ですので、会社から渡す退職金を個人で運用するのが目的になります。
しかし、儲け話には裏があるのが基本です。企業側のデメリットは「社員に投資教育をしなければいけない」です。社員側のデメリットは「運用リスクを負う、退職時の給付額が確定しない、60歳まで引き出せない」です。
副業で投資をしている人なら実感できますが、資産運用はなかなか難しいです。企業は投資教育のコストがかかりますし、実際には社員を教育しない企業もあるくらいです。
さらに私のように20代で退職した場合、確定拠出型年金分の退職金が貰えず、60歳まで運用するための手数料を取られ、数年で手数料だけで退職金が消滅してしまいます。
日本の金融機関は諸外国より手数料が高いのが特徴です。確実に利益を上げているのは、確定拠出型年金を扱っている金融機関です。
そのため、確定拠出型年金から従来の確定給付型年金に見直されつつあります。確定拠出型年金は企業にはメリットかもしれませんが、金融知識のない社員にはデメリットでしかありません。
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